私達のところには、春とともに訪れるものがもう一つ。
今年で3年目になる「それ」は今や春の風物詩になりそうです。
その名は、LEON。
3年前、パリで初めて彼に会いました。
社交辞令的に「日本に来たら連絡して」と言ったものの、まさか連絡があるとは思っていませんでした。パリでは一度会っただけ、ろくすっぽ話さず(私の語学力では相手にされなかった、という方が正しい)別れたのですから。
その直後に来日。唐突に電話が来ました。他国語を使う時、一番恐怖なのは電話ではないでしょうか。面会していればジェスチャーという強い味方があり、手紙やメールでは辞書があります。
どうにか、「あの時のフォトグラファ−」という事は分かり、何やら力を貸してほしいことがあるようです。
彼は「アッパーハウスに一緒に行って欲しい」と言いました。アッパーハウス?!なんだ?しかも何故一緒に?
何度も聞き返し、どうやらオペラハウスのこと?という所まで辿り着きました。
つまり初台のオペラシティーのことではないかしら?
確信を持てないまま、とにかく会ってからだなと思い、日本のどこなら知ってるか尋ね、六本木アマンドで待ち合わせをしました。独りじゃ心細く、これまた英語に自信のない友人を連れて六本木へ。
彼が来ました。正直、こんな顔だったかさえ思い出せませんでした。
黄色いガーベラを一輪持っています。
「This is for you」
さすがアメリカ人!!
これが再会でした。