「真夏の出来事」


2006.10.04
籔内佐斗司氏作 ブロンズ
「こぼすなさま」
 ある日嫌な予感がし、絨毯を少しめくってみたら、その下の畳の様子がおかしい、かすかに臭う。慌てて絨毯をはがしてみたら、なんと二部屋分すべての畳が青緑色になっている、ギャャーーー。

青緑色の正体は黴。今年の長い梅雨のためか、我が家の畳に黴がはえてしまいました。

家は古いけれども木造であり、マンションのような機密性もないので、畳に黴が生えるなんて人事だと思っていました。

原因は自然現象の長梅雨の他にもうひとつ、人為的原因がありました。

実は昨年11月に畳を新しくしたのですが、青々とした畳がペットの爪で傷がつかないようにと、準備していた絨毯をすぐさま敷きました。

これがいけなかった。。。畳についての知識がなかったのでした。

新しい井草は、畳屋さんで乾燥させているとはいえ、湿っているそうです。それを知らず、すぐに絨毯で覆ってしまったというわけです。職人さんが、帰りがけに手入れの方法を私に教えてくれたときに、すぐに絨毯を敷くことを畳屋さんに失礼かと思い言い出せず、黙っていました。

 こうして少し湿っていた井草に風もあてないまま、年があけ、春がすぎ、気温と湿度があがりはじめたとき、黴の芽(というのがあるかどうかは知りませんが)がシメシメ(ダジャレではありません)と成長したのでしょう。


すぐに畳屋さんにみてもらったところ、まだ初期の段階なので一週間ほど除湿機をかけて空拭き繰り返せば大丈夫と。畳屋さんから借りた大きい業務用の除湿機にみるみる水がたまるではありませんか。それほどうちは湿っていたのかと驚くばかり。エアコンと除湿機を24時間振る回転。電気代の請求も恐ろしければ、いつもより余計に環境に悪いことをしてしまっている罪悪感。

2006年「真夏の出来事」。年の功もなければ、色気もないこの夏の黴騒動でした。

(季)

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